鉄道車両のてっぺんに付いている、ひし形の給電器でおなじみの「パンタグラフ」
パンタルーター(Panto Router)は、平行四辺形が変形して相似形を描く「パンタグラフの原理」を応用しています。
パンタグラフに固定されたピン(シャフト)でテンプレートをなぞり、別の点に固定されたルーターで材料を加工。
ルーターで削り出される形は、テンプレートの2分の1サイズになるため、精度よく加工されます。
パンタルーターの基本は、「テンプレート」を「ガイド」と呼ばれるピンでなぞって「ルータービット」を動かすことです。
ルータービットで削り出されるのは、テンプレートと全く同じカタチ。
そして大きさはパンタグラフの動きで精密な1/2サイズになります。
まずは、各部のなまえと簡単なはたらきについてです。
※実際に発売される製品と外観等が異なる場合がございます。
① テンプレートホルダー
② シックネスゲージ
材料の厚みに合わせて、テンプレートホルダーの高さを設定するゲージ。
③ テンプレート
※画像は弊社専任スタッフによる試作品(商品ではありません)
④ガイド
テンプレートをなぞるピンです。
⑤ パンタグラフ・アッセンブリー
上部のレバーでパンタグラフを動かします。
⑥ ルーターモーター
※実際の製品はAMB 800FME-Q(ドイツ製)となります。
⑦ レバークランプ
⑧ アングルストップ
材料を直角に固定するためのフェンスです。
⑨ 傾斜テーブル
水平~垂直に傾斜します。
⑩ デプスストッパー
ルーターの切削深さを規制するストッパーです。
⑪ プランジレバー
ルーターの切削深さを動かすレバーです。
※写真は検証時のもので、実際の商品と一部仕様が異なります。
※垂直に材料を固定した時の最大サイズを表しています。
※水平にしたテーブルの上に材料を固定した場合の最大加工高さは、約100mmとなります。
材料の固定位置を動かすことで、より大きな面積を加工することもできます。
パンタルーター本体と関連商品は、
BTMT ウェブサイトで販売しています。
日本販売代理店
株式会社 オフ・コーポレイション BTMT事業部