パンタルーターには標準テンプレートが付属していますが、BTMTでは他にもユニークなテンプレートを発売しています。
★初回ロットには「おにぎり(三角形)テンプレート」を無料で封入しています。
今回は(株)オフ・コーポレイションのパンタルーター専任スタッフ「Fine Boy」がデザインしたオリジナル・テンプレート「ほね」を使ってみます。
テンプレートは、「テンプレートホルダー」のTスロットに角ナットを通し、ビスで固定します。
パンタルーターの加工手順をご紹介します。
・2018年9月3日公開
・2018年11月20日更新
・2019年01月29日更新
※パンタルーター本体、テンプレート等の形状・デザイン・色などは、実際の商品と多少異なります。
パンタルーターには標準テンプレートが付属していますが、BTMTでは他にもユニークなテンプレートを発売しています。
★初回ロットには「おにぎり(三角形)テンプレート」を無料で封入しています。
今回は(株)オフ・コーポレイションのパンタルーター専任スタッフ「Fine Boy」がデザインしたオリジナル・テンプレート「ほね」を使ってみます。
テンプレートは、「テンプレートホルダー」のTスロットに角ナットを通し、ビスで固定します。
パンタグラフのアームに位置あわせ用の「ガイドピン」を差し込みます。
※ガイドピンは標準付属品です。
ルーターのチャックには「センタリングピン」を、それぞれ取付けます。
※写真は試作機のため、BTMTのV溝ビットで代用しています。
※実際の製品では、専用のセンタリングピンが標準で付属します。
テンプレートの左右の位置調整をします。テンプレートの中心穴に「ガイドピン」を差し込みます。
※テンプレートはガイドピンに連動して左右に動くように、ビスをゆるめておきます。
ルーターのチャックに固定したセンタリングピンを、テーブルの中心線に合わせます。
※開梱時に中心線は引かれていません。組み立て後に書き加えると便利です。
テンプレートを固定します。
【テンプレートと材料の位置合わせについて】
位置合わせの方法は2つあります。
1、材料の位置(ここではテーブルの中心線)に合わせてテンプレートの位置を決める。
2、固定したテンプレートに合わせて材料の位置を決める(材料の中心に印を書いておき、センタリングピンで位置を合わせる)。
テンプレートの高さ位置を、テンプレートホルダーを動かして調整します。
「シックネスゲージ」の上に加工材をはさみ、テンプレートホルダーを固定するだけで、テンプレートの中心と加工材の厚みの中心を揃えることができます。
最初にホゾ穴から加工します。まず、パンタグラフのアームに「ガイド」を取付けます。
※「ホネ」テンプレートをはじめ、オフ・コーポレイションオリジナル「Fine Boy」テンプレートはΦ15mmガイド(標準付属品)でなぞります。
加工材を固定します。
※写真は試作機のため、一般的なホールドダウンクランプを使用しています。
※便利なレバークランプが標準で付属します。
「デプスストッパー」を調節して、切削深さを設定します。
まず、ビットを加工材に当て、デプスストッパーを固定します。
切削する深さ分だけ、デプスストッパーを右に動かします。
切削します。一方の手でルーターを前後に動かし、もう一方の手でルーターを上下左右に動かします。一回に深く加工しないで徐々に深く切削していきます。
※撮影のため、集じんブラシを取り外して加工しています。
テンプレートのサイズに対して、実際に加工されるサイズは、幅も高さも2分の1になります。
ホゾ穴に合わせて、次はホゾを加工します。
テンプレートは、ホゾの太さを微調整できるように外周がテーパーになっています。
最初はガイドを、テンプレートの奥(一番太いところ)に合わせて固定します。
※「ホネ」テンプレートをはじめ、オフ・コーポレイションオリジナル「Fine Boy」テンプレートはΦ15mmガイド(標準付属品)でなぞります。
加工材を固定します。テーブルをビットで削ってしまわないように、加工材はテーブルから充分に飛び出した位置に固定してください。
デプスストッパーを設定します。
ビットを、加工材の木口に当て、その位置から切削する分、デプスストッパーを動かします。
少しずつ切削していきます。
テンプレート全体をなぞることができれば切削完了です。
加工材は固定したままで、ホゾ組みのきつさ具合を確認します。
ホゾがきつい場合は「ガイド」をわずかに手前に動かして切削することで、ほんの少しだけホゾを小さくすることができます。
うすい皮1枚分を削ります。
ちょうど良いきつさのホゾ組みが完成しました。
パンタルーターなら、短い時間でホゾとホゾ穴が作れる上に、テンプレート次第ではこんな他の誰も真似できないようなユニークなホゾ組みを作ることができます。
ホゾ穴を貫通するように切削すれば、ホゾを意匠的に魅せることもできます。
テンプレートはパンタルーター本体に標準付属のものだけでなく、今後ユニークなデザインのものも発売予定です。
またテンプレートは簡単に自作することができますので、ご自分でお好みのデザインがつくれます。
いろんなカタチを、パンタルーターで削ってみてください!
パンタルーター本体と関連商品は、
BTMT ウェブサイトで販売しています。
日本販売代理店
株式会社 オフ・コーポレイション BTMT事業部